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探索者の説明 〜 耶馬台人

Last-modified: 2011-06-23 () 14:39:01 (2675d)
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本項はプレイヤーがプレイする探索者を作成するためのガイドラインであり、その内容はケイオシウム社が発売するRPG「Call of Cthulhu」、その邦訳版である「クトゥルフの呼び声RPG」「クトゥルフ神話TRPG」、並びにケイオシウム社が製作した汎用RPGシステム「ベーシックシステム」を前提として記載してある。

耶馬台人について


現在でいう弥生時代の奈良盆地北側に、邪馬台(やまと)と呼ばれる国があった。
「耶馬台」は古代中国語による当て字であり、日本語の語義からすると「山土」だろうと勝手に推測するが、ここでは一般的な「耶馬台」で記述する。
2世紀半ばに九州からやって来て奈良盆地の南半分を武力統合した狗奴国は、この数十年間で「やまと」の地の南部から東部周辺を掌中に治めてゆき、徐々に隆盛を増してゆくばかりで無視出来ない存在となった。
西暦240年代に入って間もなく、女王卑弥呼の神力にもやがて陰りが表れはじめようとしている。実際この先、247年に狗奴国と交戦に突入し、248年頃には女王卑弥呼は死去したと言われ、そのあとに男王を経て13歳の壱与が引き継ぐこととなる。
諸地域で諸国による勢いと緊張が増す中、女王卑弥呼の神力によって一時的ながら平穏な日々も訪れる。西暦240年代、それがプレイヤーの分身たる探索者が暮らす時代である。そして彼ら探索者は「やまと」と呼ばれる地を中心に長く繁栄してきた「耶馬台」の国の「やまとびと」である。

能力値

基本能力値決定表

STR
3D6
CON
3D6
SIZ
2D4+6
INT
3D6
POW
3D6
DEX
3D6
APP
3D6
EDU
3D6+3
SAN
99
移動
8
アイデア
INT×5
幸運
POW×5
経験則
EDU×5


当時の成人男性の平均身長はおよそ164cmなので、それに合わせて2D6+6を2D4+6に変更した。
INTは現代の情報時代における定義とは意味合いが異なり、2D6+6ではなく3D6とした。あくまでも当時の世相に見合った教養度や賢さを表す。
EDUは現代の学歴とは異なり、人生経験や生活力の豊かさを反映するものとして捉えてほしい。探索者の年齢設定に困ったらEDU+6歳で決めても構わない。当時の年齢区分は40歳で老人、50歳で長寿なので、12歳頃には成人と見なしててたかもしれない。
不明な部分についてはルールブックにしたがってもらいたい。

技能


ここでは耶馬台人である探索者が扱える技能について説明している。
技能は大まかに分けて、
・ルールブックと同名の技能
・ルールブックと名称が異なる技能
・新しく用意したオリジナル技能
の3タイプが存在する。
名称が同じだろうが違っていようがそこには常識と呼ばれる、いわゆる暗黙の了解が存在する。例えば〈土地勘〉という技能があるが、それはあくまでも本人の地理知識と判断力がモノをいうのであって、GPSナビなどは存在しない。レントゲン写真で〈手当〉を左右することもなければ、〈遠方知識〉を深めるために弥生時代の人々がテレビやラジオやネットサーフィンをすることもない。

ルールブックと同名の技能11種

〈言いくるめ05%〉〈回避DEX×2%〉〈隠す15%〉〈隠れる10%〉
〈聞き耳25%〉〈クトゥルフ神話00%〉〈忍び歩き10%〉〈信用10%〉
〈説得15%〉〈追跡10%〉〈目星25%〉

ルールブックと名称が異なる技能14種

〈泳ぐ25%〉   = 水泳技能
〈神秘05%〉   = オカルト技能
〈しきたり05%〉 = 法律技能
〈心理05%〉   = 心理学技能
〈手当30%〉   = 応急手当技能
〈土地勘10%〉  = ナビゲーション技能
〈登はん40%〉  = 登攀技能
〈跳ぶ25%〉   = 跳躍技能
〈投げる25%〉  = 投擲技能
〈見聞25%〉   = 図書館技能
〈市場05%〉   = 値切り技能
〈舟を漕ぐ01%〉 = 操縦技能
〈昔話20%〉   = 歴史技能
〈迷信医術01%〉 = 医療技能
〈邪馬台語EDU×5〉= 母国語技能

新しく用意したオリジナル技能

〈遠方知識01%〉
海の向こうの話や山々を越えた先にある国の話について、いつだったかどこかで誰々から聞いたことがある、という知識技能。遠くの地へ行くことは未知への冒険である。現実として縄文時代の昔から、遥か遠く離れたインドネシアやミクロネシアやロシアなどとも海を隔てて民間交流は行われていた。
あらかじめ断っておくが、この技能値が高いからといって世界中の出来事を何でも知っている訳ではない。

〈外国語:伽耶語05%〉
当時の朝鮮の中でも、とりわけ日本と接点が多かった朝鮮半島南部方面の言葉。伽耶語の読み書きもここに含まれる。セレブな平民以上の上流階級の探索者がこの技能を選択できる。

〈外国語:漢語01%〉
ここでは当時の中国語全般を表し、主に魏呉蜀の三ヶ国で用いられた。当然漢字の読み書きもここに含まれる。有力者の家系以上の上流階級の探索者がこの技能を選択できる。

〈外国語:その他01%〉
倭国の内外にある諸外国の言葉を知っている。奴国、吉備、出雲、プレイヤーが望むのであればインドネシア、ミクロネシアなどでも構わない。
実際、ポリネシアやミクロネシアからは遥か縄文時代の品々が幾つか発掘されている。もしかしたら嵐などで漂流した末の偶発的な出来事だったのかもしれないが、それでも外国人との接点があったのは事実である。だから外国語を見聞きするチャンスはあったに違いない。

〈家族愛10%(または30%、下記参照)〉
既婚の探索者だけにこの技能が与えられる。日常ではロールすることはほとんどないが、いざという時に必要な技能。実際の判定時には自身の〈愛情〉%と相手の〈愛情〉%を足した数値が成功率となり、それ以下をロールしたら判定成功となる。
男性の場合は妻子への愛情度を表し、愛情が足りないと家庭の中に不穏な空気が流れ、何かといろいろ大変なことが起きる可能性が出てくる。何かといろいろ大変なことの中にはSANチェックも含まれる。なお、妻がひとり以上いる場合にはこの〈愛情〉を妻ひとりひとりに任意で割り振ること。
女性の場合は夫への愛情も含め、家族への愛情も表し、しかも初期値は10%ではなく30%からスタートする。もちろん愛情を注ぐ対象が多ければ、その数だけ自由に割り振ること。
既婚女性は夫から自分用の縦穴式家屋を1軒建ててもらえる。既婚男性は夫人ひとりひとりに竪穴式家屋を1軒建ててあげなくてはならない。となるとやはり竪穴式家屋の見栄えの良し悪しで女の争いが始まったりするのであろうか。この点、男と女は今も昔も同じである。

〈農耕05%〉
弥生時代に最も発達した文化は何と言っても水稲耕作であろう。四季を通じて山や野で採取できる果物や木の実や植物はもちろん、田畑の農耕などは村人が総出で行っていた。
この技能に長けた者は田畑を耕して、農作物を豊かに実らせて、たくさんの量を収穫する生活力があることを表す。〈市場〉〈信用〉などの技能と組み合わせることで、農作物を元にした社会的ステータスを手に入れることも出来るだろう。
しかし弥生時代後期のこの時代にあっても、一日あたりの米摂取量は2合に満たなかったことが調査によって判明している。不足した分はドングリや果実や豆などで補っていたのが実情なのである。

〈家畜:豚もしくは犬05%〉
この技能が10%以上あるならば家畜として犬か豚を1頭飼っていることにしてよい。家畜の能力値を決定しても構わない。
この当時の家畜豚は現在ではもはや絶滅種であり、犬の場合は愛玩動物としてではなくてあくまでも飼いならされた山犬である。日本狼は山の神として神聖視されている。
弥生時代では馬も牛もまだ家畜化されてはおらず、鹿や猿と同様に野生動物である。

〈製作:青銅05%〉
青銅製の器、武器、諸道具を制作することができる。
出来上がった青銅製品はスキル値10%につき1ポイント装甲をもち、技能が10%上がる毎にSIZ1ずつ大きな製品を作ることが出来るようになる。完成品は青銅技能05%につき1APPをもつ芸術作品となる。

〈製作:土器05%〉
土器を上手に焼くことができる。出来上がった土器は装甲1で、技能が10%上がる毎にSIZ1ずつ大きな土器を作ることが出来るようになる。完成品は土器技能05%につき1APPをもつ芸術作品となる。

〈製作:農具05%〉
農具を上手に製作することができ、この技能で農具の修理も行える。クワやスキなど。出来上がった農具は1D6ポイントの装甲をもつ。修理判定に成功することによって装甲を1ポイントだけ上昇させることができる。

〈製作:機織り05%〉
生活必需品である服飾品の数々を手作りすることができる。弥生時代には大陸から機織り技術はもうすでに伝来していたが、縫製技術はまだまだ未熟な段階であった。
この技能判定に成功した服飾品には心がこもっているため、例えば〈家族愛〉が+10%ボーナスされたり、例えば幸運ロールが+5%ボーナスされたり、たとえばAPPが+1されたりする。
男性キャラクターがこの技能を取得する場合、お母さんに無理矢理手伝わされてたから、とか適当な理由を作る必要があるが、原則として女性用の技能である。

〈料理05%〉
料理が上手か下手か判る技能。
我々日本人は素材の味を重視した料理が概ね好みであり、縄文時代にはすでにチーズやクッキーやパンがあったので、決して調理技術が存在しない訳ではない。既に焼く・炊く・蒸す・煮るといった調理法は実践されていた。食料事情を考えると、食べ物に対する社会的な欲求や要求は高かったはずである。
この技能の判定に成功すれば、食した人に感動してもらえるほどの出来映えだと言える。得意な料理の種類を自由に設けて構わない。

〈剣10%〉
石剣、銅剣、鉄剣などの剣(つるぎ)を用いて突刺攻撃と受けを行う技能であり、戦闘時には主に両刃で突き刺して攻撃する。
1D6+dbダメージで、成功率のうち30%確率で貫通となり、装甲5ポイントをもつ。

〈矛15%〉
矛(ほこ)を用いて突刺攻撃と受けを行う技能。
矛は槍と違って刃先が丸みを帯びており、しかも片手装備で、逆の手には盾を装備するのが一般的だった。普通は木製の柄がついているので「桙」、青銅製の刃がついていれば「銅矛」、鉄製の刃であれば「鉾」である。初期は青銅製もあったが、鉄で生産されるようになると青銅製は徐々に大型化してゆき、祭器として用いられるようになってゆく。なお、当時は長柄武器を全般的に「ほこ」と呼んでいた可能性がある。
戦闘用の矛の刃先は突刺による1D6+dbダメージを与え、柄は殴打による1D6+dbダメージを与えることができる。刃先の貫通はルールブックの記載にしたがう。装甲は5ポイント。

〈戈15%〉
戈(か)を用いて攻撃や受けを行う技能。
戈は矛と同様の長柄武器だがその先端はピッケル状で、これを打ち据えるように相手を攻撃する。朝鮮半島から伝わってきた弥生時代当初は実用武器として使用されていたが、徐々に青銅製祭具と化していった。
戦闘用の戈の刃先は1D4+1+dbダメージを与え、柄は殴打による1D6+dbダメージを与えることができる。刃先の貫通はルールブックの記載にしたがう。装甲は5ポイント。

〈石斧15%〉
斧を用いて攻撃と受けを行う技能。
当時は鉄が貴重だったために石斧が主だが、もちろん木斧だって存在する。
石斧は1D6+1+dbダメージ、受けの成功率は攻撃成功率の1/2、装甲は5ポイント。

〈盾10%〉
木製の盾を片手で構えて、受け(時々攻撃も)を行う技能。鉄は貴重品。
盾で攻撃を行う場合は成功率の1/2の確率となり、その際1D4+1+dbダメージを与えることができる。装甲は6ポイント。

〈木棒25%〉
木や竹で出来た棒を用いて突いたり叩いたり、または攻撃を受け流したりできる技能。性能はルールブック、もしくはキーパーの常識にしたがう。

〈木弓20%〉
木製の弓矢を扱う技能。当時の日本では長弓がほとんどで、連射も可能。性能はルールブックにしたがう。

〈投網10%〉
網を放って魚を捕まえることができる技能。
1日に3回まで判定可能で、一度に1D6SIZ相当の水棲生物を捕獲することができる。

〈釣り05%〉
釣り竿と釣り糸を使って魚を釣る技術。1日に3回まで判定可能で、成功すればSIZ1ポイント相当の魚もしくは水棲生物を釣り上げることができたとする。

探索者の社会身分(2D10で決定)


02:耶馬台王族の遠い家系
幸運ロールを行い、これに成功した探索者は女王卑弥呼の遠縁となる。ロールに失敗しても女王卑弥呼の遠縁の遠縁の遠縁である。
女王卑弥呼が探索者のことを知っているかどうかは、遠縁関係であれば〈信用〉かアイデアロールか幸運ロールのいずれかで、遠縁の遠縁の遠縁関係であればそれら3つの成功結果で決まる。
逼迫した情勢でない限りは原則として裕福な立場であり、例えば村の連合の長であったり大きな市場のまとめ役であったりする。
成人男性の既婚者であれば1D6+1人までの妻がいる。妻の人数分だけ幸運ロールを行い、失敗した妻に対しては夫婦仲が上手くいってないか又は何か秘密を握られている。成人女性の既婚者探索者であればこの逆内容が適用される。

03-04:地元有力者の家系
幸運ロールを行い、これに成功した探索者もしくは家族が卑弥呼様に近しい者と親交をもっていることになる。親交度が深いか浅いかは探索者の〈信用〉次第。
逼迫した情勢でない限りは原則として裕福な立場であり、例えば村の顔役であったり地元の市場のまとめ役であったりする。
成人男性の既婚者であれば1D5人までの妻がいる。妻の人数分だけ幸運ロールを行い、失敗した妻に対しては夫婦仲が上手くいってないか又は何か秘密を握られている。成人女性の既婚者探索者であればこの逆内容が適用される。

05-06:裕福な平民
幸運ロールを行い、これに成功した探索者は卑弥呼様にお会いした経験がある。もう一度幸運ロールに成功すれば卑弥呼様にお声をかけて頂いた経験がある。さらに幸運ロールに成功すれば卑弥呼様から頂いた記念品を1つ持っている。
逼迫した情勢でない限りは原則として食べるには困らない生活を営んでおり、例えば収穫物の管理者であったり近隣の評判者であったりする。
成人男性の既婚者であれば1D3人までの妻がいる。妻の人数分だけ幸運ロールを行い、失敗した妻に対しては夫婦仲が上手くいってないか又は何か秘密を握られている。成人女性の既婚者探索者であればこの逆内容が適用される。

07-18:一般的な平民
アイデアロールを行い、これに成功した探索者は豚もしくは犬を1頭飼っている。
逼迫した情勢でない限りは原則として、村という共同体の中で日々食べてゆける生活を営んでいる。村人全員で春には田畑に稲の種をまき、秋には米を収穫する。川では夕食となる魚を釣り求め、野山では山菜や小動物を探し、冬は囲炉裏を囲んで寒さをしのぎ春を待つ、そういう生活である。
もっとも一般的な探索者キャラクターはこのカテゴリーであり、社会身分を決めるダイスロールを望まなければ、自動的にこの身分となる。

19-20:賎民、奴隷、敗戦捕虜など
幸運ロールに成功した探索者には死ぬ自由が与えられる。アイデアロールに成功すれば生きる希望が与えられる。
生活レベルは一般的な平民と同じとする。

生活圏における探索者の位置づけ


  • 魚釣りが得意な者
    [技能] 泳ぐ、手当、土地勘、投網、釣り、料理(魚)、遠方知識、個人的な技能を2種類

  • 野山での猟が得意な者
    [技能] 手当、土地勘、追跡、聞き耳、目星、料理(肉)、木弓、個人的な技能を2種類

  • 道具の生産集団に属する者
    [技能] 製作(青銅)、製作(土器)、製作(農具)、隠す、市場、信用、個人的な技能を1種類

  • 戦の経験が豊富な者
    [技能] 手当、土地勘、見聞、しきたり、遠方知識、剣、木弓、盾、個人的な技能を2種類

  • 祈祷師、巫女
    [技能] 信用、言いくるめ、説得、神秘、しきたり、迷信医術、遠方知識、個人的な技能を1種類

  • 耶馬台の行政役人
    [技能] しきたり、土地勘、見聞、昔話、耶馬台語、言いくるめ、説得、市場

  • ごく一般的な村人
    [技能] しきたり、土地勘、見聞、昔話、心理、釣り、手当、追跡、信用、農耕、木斧(1D6ダメージ)、個人的な技能を1種類
    ※作成時にはこれらの技能へ創造ポイントを均一に振り分けること。

  • その他
    [技能] ディレッタントとして探索者をメイキングして構わない。